この2つの作業は、ほぼ同時進行で進む。
この頃からちゃんとなるように心掛け始めたので、体調も徐々に回復してきた。
やっぱり「睡眠」て大事なんだね。
落ち込む事さえ無くなってきた。
良くなってきたけど、強制的に寝た方がいいと自己判断し、暫くの間は軽めの睡眠薬を処方していただいた。
さて。
反訳とは、俗に言う「文字起こし」「テープ起こし」です。
完全手作業です。
まずは相場の確認。
●一文字あたりいくら、のところもあれば、
●1時間あたり幾ら、のところもある。
だいたい1万円から2万円。
1時間で終わらんし…。
イチャコラはどーすんだって話だしっ!
最大の難関は「方言」と「雑音」
友人達の誰に聞いても、だいたい「言ってる内容が分からない」または「車のエンジンが煩くてしかもラジオと会話の区別がつかない」と言われる。
身近な人でこれだから、赤の他人が聞いてもそれ以下の反応だろう。
業者を選定している時間もない。
そもそもお金がない。
仕方ない。
やるか、わたしが。
まず、反訳のフォーマットを決める。
なんだ、シナリオみたいなもんか。
じゃあ始めるか。
って、
そんな簡単なもんじゃなかったーー!!
会話ってあまり気にしていないけど
例えばこの動画。
これは私がやろうとしていることの逆をやってるんだけど…。
「標準語の文章」をいろんな「方言」に言い換えるクイズ!!!
方言の反訳がどれほど大変か・・・。
聞き取れなかったらまた最初から聞き直しなので途中で疲れて違うことをしてしまう(笑)。
反訳のあとは、翻訳が待っているし・・・。
でもやるしか無い。
一番悩んだのはイチャコラ場面・・・・・。
ネットで相談してみた。
<質問>
「反訳」をしないといけないが、S●Xのシーンがある。
そのまんま書かなきゃいけないのか、何か代用する言葉があるのか。
<回答>
「以下、女の喘ぎ声」でイイですよー。
そ、そーなのか^^;
よかったぁぁあああ。
反訳は、バックアップ分まで至った。
お盆休みの時、旦那は一人で石川県に行ってた訳だけど、
その時のユキとの会話も入ってた。
ユキは、私の事が気になって仕方ない様だった。
ユキ「(奥さんは)まだ帰ってきてないの?」
旦那「知らん。興味ない」
ユキ「(奥さんが)心配してるんじゃないの?」
旦那「してないし、知らんよ。」
ユキ「(奥さんから)生活費貰って成り立ってるんだもんねー。」
旦那「そうだよ!だからなんだよ!だから余裕さ!」
ユキ「いいのー?(奥さんが)居なくなったら(お金の面で)困るんじゃないのぉー?」
旦那「余裕さ!」
ユキ「旅行から戻った時、何も言われなかったの?」
旦那「何が? なんで言われるんだ? 俺はフリーマンなのに」
ユキ「あはははははっっ なによそのフリーマンて(笑) まだフリーじゃないくせにぃ。」
旦那「フリーだよ!」
ユキ「気持ちは、でしょ? 旅行から帰ってきて(奥さんに)会ったの?」
旦那「会ってない。」
ユキ「どう思ってたのかなぁ。外泊を」
旦那「さあな」
なにかな、この根拠のない自信とか。
虚勢を張ってるのかな。
(この部分だけでも方言あり、かつエンジン音が邪魔をして、文字起こしは数時間かかった。)
他にも、また別の日のドラレコで、
ユキがどうも借金をしていて、返済中に上乗せして借金をしているらしい下りの、
旦那だけの電話内容もあった。
旦那
「えっまた借りたの?まだ返してる最中だろ!?」
「返している最中にまた上乗せして借りるって…5000円ずつでもちゃんと返せよ」
「どうするつもりでいるんだ?」
どう聞いても、お金の話に聞こえるよね…。
まあ飛行機の距離の故郷からこっちに来るんだから、一回に付き確実に10万は必要でしょ。ほぼ2,3泊だし、食費も娯楽費も必要だろうし。
普通の一般観光でも年に一度行けばいい距離を、3ヶ月単位に往復していたら、そりゃお金も必要。
とはいえ、上乗せでまた借金っていうと、そんなにこちらさんもそんなに貯蓄がないのかしら…??
この二人・・・大丈夫?
一通り反訳を終えたら、車はやっぱりLINE電話の宝庫だった。
常にどこかからの帰りなんかは電話をしていた。
かなり時間はかかったけど、一通り反訳を済ませ、弁護士に提出した。
これを頑張れたのは、このあと記述の女の本名が判明したことが多大な励ましとなっていた。